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日本人のストレッサーの受け止め方

つらいこと、悲しいこと、身体に苦痛などの刺激を受けたとき、言葉にして口から出してしまうと楽になります。口に出して言うことによって、こころの中が発散でき、周囲の人の理解も得られて、対処の仕方を相談することができます。
しかし、日本人の多くは、伝統的に人前で感情やこころの内を言葉で表現するのは“恥”というような風習があり、それでつらいことを口から出さずに、独りで思い悩む状態に陥る人がたいへん多いのです。独りで悩みつづけるために、心身の疲労が極限に達してうつ状態になる人が少なくありません。そのおかげといっては何ですが、日本の心身医学は世界でもトップレベルに発展しました。
現代の若者は、人間的な成熟が遅れているので、忍耐力や判断力が乏しく、刺激に耐えるカも弱く、すぐパニックに陥る傾向があります。その上、言語表現能力が乏しいので、ストレッサーをうまく処理できないのです。

 

 

 

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